徳川美術館三線冩 又吉康美作

皆様お久しぶりです。 お元気 でしたか。
私は新しい三線との出会いがあり、心わくわく精進して参りました。
その三線とは、徳川美術館所蔵の三線です。
最高の古い三線を再現する機会を得、又最高の音を悟らせてもらい
ました。
私は四十年間、沖縄県立博物館に所蔵されている「三線の図」の中に
三線の心の探究が載っていて、それを目指して、その中で太陽の音
(開鐘)や拝領南風原(自然界の春先・秋先の音)の音を悟らさせてもら
いました。


徳川美術館三線冩


今回は名古屋の徳川美 術館の三線(与那に見えます)の特長としては、
天の裏に珍しく盛りが有りそれが音に影響を出していると思います。
又、棹が黒檀に対しカラクイは柔らかい木が使われています。それ
がさらに音に影響していると思います。
言葉で言い表わすには難しいですが、優しくハギレのある心地よい
音です。弾いた人のみが知る音です。最後に、開鐘や拝領を凌ぐ音
だと言えるかもしれません。           (2013.12)


徳川美術館三線冩
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